あ~お

エスノセントリズム(自民族中心主義)

エスノセントリズム(ethnocentrism)は、自分の育ってきた民族や人種の文化が正しいと考え、他の民族や人種の文化を否定することです。社会学者のウィリアム・サムナーが『フォークウェイズ』の中で使った言葉です。自分たちの文化が自然であり...
あ~お

内集団と外集団

内集団(ないしゅうだん)と外集団(がいしゅうだん)は、社会学者のW・G・サムナーが用いた言葉です。内集団は、個人が自分はその一員であると認識している社会集団のことです。仲間、家族、地域社会、スポーツチーム、政党、性別、宗教、国家などその例で...
か~こ

カリスマ的支配

カリスマ的支配(charismatic-authority)は、社会学者のマックス・ヴェーバーが提唱した支配の三類型(ほかの2つは合法的支配、伝統的支配)の1つです。ウエーバーによると、カリスマ的支配は、特別な聖性、英雄性、模範的な性格を持...
や~よ

予期的社会化

予期的社会化(anticipatory socialization)とは、参加を希望する集団の価値基準を学び、内面化することです。これにより、集団への参加がしやすくなり、また集団に受け入れられた後の円滑な相互作用の役に立ちます。社会学者のロ...
は~ほ

パワーエリート

パワーエリートとは、国の支配的な組織(軍事、経済、政治)において、支配的な地位を占める人たちのことです。社会学者のライト・ミルズによって提唱された概念です。ミルズは、このパワーエリートたちが相互に密接な関連をもってアメリカを支配しており、一...
た~と

脱工業化社会

情報・知識・サービスなどの第三次産業の割合が多くなった社会のことです。第三次産業は、外食産業や情報通信産業のことです。アメリカの社会学者ダニエル・ベルが、1973年に発表した著書『脱工業社会の到来』で、初めて脱工業化社会とという言葉が使われ...
さ~そ

社会的スティグマ

社会的スティグマとは、一般的にマイナスのイメージがあり、差別や偏見の対象となる属性のことです。特に、特定の文化、人種、ジェンダー、知能、健康、障害、社会階級に関したものがスティグマになりやすいです。具体的な事例としては、精神障害、ハンセン病...
さ~そ

シャドウ・ワーク

シャドウ・ワーク(shadow work)とは、報酬の無い労働のことです。家事や育児などが代表的な例です。無償ですが、コミュニティや経済が機能する上では欠かせない仕事も含まれます。イヴァン・イリッチが1981年に出版した同名の著書の中で提案...
は~ほ

分化的接触論

分化的接触論(differential association theory)とは、人は他者との相互作用を通じて、犯罪行動の価値観や態度、テクニック、動機を学ぶという理論です。簡単に言うと、人は他者に影響されて犯罪を学ぶということです。この...
あ~お

意味ある他者

意味ある他者(Significant Others)は、個人の自己概念に強い影響力を持つ人のことです。具体的には、親、友達、先生、先輩などです。社会学者のミードは、人間の自我は、意味ある他者による自分への期待を取り入れることで作られると考え...