方法論的個人主義

方法論的個人主義(methodological individualism)は、社会現象は個々の人間の行為によって説明できるという考え方です。

個人を社会の部分ととらえるところから、原子論的個人主義ともいわれます。

M.ウェーバーの理解社会学がその代表的です。

この方法論的個人主義を具体化した例が合理的選択理論です。合理的選択理論では、個人が自己の利益を最大化するように行動するという観点から、社会を説明しようとします。主に経済学の分野で発達しました。

その反対が、方法論的全体主義(methodological holism、methodological pluralism)で、社会現象は個々の人間の行為には還元できず、個人の行為を超えた「集団の力学」によるという考え方です。

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