権威主義的パーソナリティ

権威主義的パーソナリティは、強者に絶対的に服従し、自分より弱い者を攻撃する社会的性格のことです。

この性格の人は思考の柔軟性がなく、単純な思考が目立ち、自分の意見が社会の常識だと考えます。そのため、反民主主義的な考え方を受け入れやすい傾向があり、外国人や少数民族などを攻撃することもよくあります。

この性格を提示したのは社会心理学者のエーリヒ・フロムです。フロムは1930年代のドイツでファシズムの台頭を受け入れた普通の人々の研究を通して、この概念を生み出しました。

その後、テオドール・アドルノが尺度化された1つの心理的傾向としてとらえようとしました。


現代社会学大系〈12〉権威主義的パーソナリティ (1980年)

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