準拠集団(reference group)は、人の価値観や判断、行動に影響を与える集団のことです。
例えば、学校の友達がみんなスマホを持っているのを見て、自分も欲しくなったとします。これは、学校の友達が準拠集団で、その影響を受けたためだと考えられます。
準拠集団の具体的な例としては、友人、家族、地域、学校、職場など実際に所属している集団があげられますが、所属していない集団も準拠集団となることがあります。
準拠集団の例
不良グループ
ある人が、不良グループが万引きしているのを見て、自分も気軽に万引きをしてしまいます。これは、不良グループが準拠集団となり、その価値観(万引きは悪いことではない)などの影響を受けたためです。
ポケモンカード
ある人が、高額のポケモンカードを欲しくなります。これは、ポケモンカードのプレイヤーが準拠集団となり、その価値観などの影響を受けたためです。
準拠集団とオピニオンリーダーの違いは?
オピニオンリーダーは、個人の購買行動に影響を与える特定の個人のことです。
一方、準拠集団は個人の価値観や行動に影響を与える集団です。
そのため、オピニオンリーダーは特定の個人であり、影響は購買行動に限定されているのに対し、準拠集団は集団であり、購買行動以外の行動も意味します。
コメント