フォークウェイズ(Folkways)とは、社会の中で、人びとの行動を導く、目に見えない決まったルールのことです。
この用語は、ウィリアム・グラハム・サムナーが1906年の著書、『フォークウェイズ』の中で提唱しました。
サムナーによると、フォークウエイズは、原始社会の人間が欲求を満たす際に、より役に立ち、苦痛の少ない行動を選び取るようになることが起源です。サムナーは、フォークウエイズを動物の本能的な行動に近いとも述べています。
その後、その行動が繰り返されることで、決まった行動パターンが形成されます。そして、この行動パターンが集団の中で共有され、世代を超えて伝えられることで、社会全体のルールとなります。これがフォークウェイズです。
フォークウェイズは、当初は欲求を満たす実用的な方法でしたが、時代が進むにつれて、人々はその理由を考えなくなり、「昔からそうだから」という理由で従うようになります。
たとえば、服装のマナー、食事の作法、あいさつの仕方など、日常生活における細かな振る舞いに影響を与えています。
モーレスとの違い
サムナーは、フォークウエイズと似た意味の「モーレス」という用語も提案しています。
しかし、モーレスはフォークウエイズよりも強い社会的規範で、「そうするべきだ」という規範意識と、違反した際の社会的非難を伴います。
参考記事:W.G.サムナー『フォークウェイズ』の訳 第一章 フォークウエイズとモーレスの基本概念

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