エイジズム（年齢差別）

エイジズムとは、高齢者に対する年齢を理由とした差別のことです。

これは、高齢者についてステレオタイプに基づく狭い判断を行い、生物学的年齢以外の何ものでもないことに基づいて差別的な扱いをすることであり、個人レベルでも制度レベルでも起こる可能性があります。

年齢差別の例

• 生物学的な年齢を理由に肉体的または精神的能力が低いと決めつけるといった、年齢に関するステレオタイプに基づいて高齢者を判断すること
• 高齢者が年齢を理由に、就労や社会参加の機会から閉ざされること

エイジズムの3つの形態

ロレイン・グリーンによれば、エイジズムは次の3つの形態をとります。

さりげないエイジズム

高齢者の多様な経験や能力を考慮することなく、高齢者をあたかも均質な集団であるかのように扱うことです。

思いやりエイジズム

高齢者を危害から守ろうとすることで、良かれと思ったことかもしれませんが、結果的に高齢者の機会を制限し、益よりも害を及ぼすことになりかねません。

直接的差別

高齢者が特定のことをするのをあからさまに妨害する政策や、高齢者をあからさまに敵視すること。