生得的地位と獲得的地位

文化人類学者 R.リントンが生み出した分類です。

生得的地位(ascribed status)は、個人の努力では得られない、生まれ持った地位のことです。性や年齢、親の階層などです。

獲得的地位(achieved status)は、個人の能力や努力の結果得られた地位です。職業などがそうです。

ただし、実際には生得的地位と獲得的地位の境目は曖昧です。たとえば、医者という地位は個人の努力による獲得的地位である一方、裕福な家庭に生まれたという生得的地位である可能性も高いです。

また、似た言葉に業績主義と属性主義もあります。

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