さ~そ シュミラークル シュミラークル(simulacrum)は、「現実を別の表現で置き換えたもの」です。 シュミラークルという言葉は、プラトンの時代からありました。しかし、今日のような意味を持つようになったのは、20世紀に入ってからです。 ボードリヤールは、シュ... 2024.01.23 さ~そ
か~こ クライエンテリズム クライエンテリズム(clientelism)とは、経済的・社会的地位が不平等な個人間(「親分」と「子分」)で、政治的支援のために財やサービスを交換することです。 日本語では恩顧主義(おんこしゅぎ)とも言います。 たとえば、選挙で親分が報酬を... 2024.01.19 か~こ
は~ほ ブルジョワジー マルクスの用語で、富を生産するために必要な工場、企業、設備などの生産手段の所有者のことです。 ブルジョワジーは、自分たちが労働に貢献することなく、生産手段を所有することで利益を得て、下層階級を搾取します。 ブルジョワジーという言葉は、マルク... 2023.05.25 は~ほ
さ~そ ジェントリフィケーション ジェントリフィケーション(gentrification)とは、ある地域に富裕層が流入することにより、家賃や資産価値の上昇などの経済的な変化が起こり、貧しい人々が追い出されるような、様々な変化のことです。 ジェントリフィケーションによって、犯... 2022.08.06 さ~そ
は~ほ マージナル・マン マージナル・マン(marginal man)は、2つの異なる文化に影響を受けならがらも、そのどちらにも完全に所属できない人のことです。 境界人、限界人、周辺人などとも訳します。 マージナル・マンという言葉は、1926年に社会学者ロバート・E... 2022.07.30 は~ほ
は~ほ ホワイトカラー犯罪 企業の幹部、政治家、官僚など、社会的地位の高い人(ホワイトカラー層)によって行われる犯罪のことです。 その地位や権限を利用した詐欺や横領、背任、贈収賄、各種脱税などが多いです。 アメリカの犯罪社会学者E・H・サザランドは、1939年の著書『... 2022.07.26 は~ほ
さ~そ 生得的地位と獲得的地位 文化人類学者 R.リントンが生み出した分類です。 生得的地位(ascribed status)は、個人の努力では得られない、生まれ持った地位のことです。性や年齢、親の階層などです。 獲得的地位(achieved status)は、個人の能力... 2022.07.03 さ~そ
か~こ 合理化 マックス・ウェーバーが用いた概念で、近代社会では、人々の行動する際の基準が伝統、価値、感情ではなく合理性や理性に置き換わるというものです 合理化の例として、行政における官僚制の導入や、建築・都市計画における効率性の高い居住空間の構築などがあ... 2022.07.03 か~こ
あ~お 表局域と裏局域 ゴフマンのドラマツルギー理論における考え方です。 表局域とは、職場や街中などで、人が不特定数の人間に見られることを前提とし、その場にふさわしい演技をする空間のことです。 場合によっては、「家庭」が表局域となることもあります。 一方、裏局域は... 2022.06.24 あ~お
は~ほ 文化遅滞 アメリカの社会学者 W.F.オグバーンが著書『社会変動』 (1922) で用いた概念です。 彼はこの著作の中で、物質文化と非物質文化の間で発展の速度に差があることを「文化遅滞(cultural lag)」という言葉で説明しました。 これは、... 2022.06.24 は~ほ