内集団(ないしゅうだん)と外集団(がいしゅうだん)は、社会学者のW・G・サムナーが用いた言葉です。
内集団は、個人が自分はその一員であると認識している社会集団のことです。仲間、家族、地域社会、スポーツチーム、政党、性別、宗教、国家などその例です。
また、内集団は、自民族中心主義(エスノセントリズム)に基づくのが重要な特徴です。
一方、外集団とは、個人が帰属意識を持たない社会集団のことです。
この言葉は、1970年代に心理学者のへンリ・タジフェルらのグループによる「社会的アイデンティティ理論」で有名になりました。
タジフェルらは「最小条件集団実験」を行い、人はわずか数分で身内びいきをする内集団を形成することができ、そのような集団は、特定の絵画が好きだというような、でたらめな特徴に基づいていても形成されることを発見しました。
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