ホモ・ソシオロジクス

ホモ・ソシオロジクス(homo sociologicus)は、社会から与えられた役割だけを遂行する、受け身的な人間のことです。

与えられた役割から距離を置く(役割距離)こともないので、自発性に乏しい受け身の人間というマイナスのイメージがあるようです。

社会学者のラルフ・ダーレンドルフが提唱した概念です。

ダーレンドルフは、経済合理性のみで行動する人間像のホモ・エコノミクス(homo economicus)のパロディとして、この概念を提唱しました。


ユートピアからの脱出 (1975年) (ダーレンドルフ社会理論集〈上〉)

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